レッスンの歩み

 レッスンを始めて5年、特に記録を残してきたわけでなく、またテキストも多様に使ってきたので順序もわからない。しかしいわゆるレイトスターターにとってはそれらを正確に伝えなくても、このHPの趣旨は変わらないと思う。

ここでは経過を追って、というよりは主な段階をピックアップして述べ、そこでの取り組み方の参考になれば、と思います。

楽器選び

最初は指導者に選んでもらうのがいいでしょうけれど、10万円以内の入門用のセットで十分だと思うのでちょっとした楽器屋さんで買えばいいのではないでしょうか。
ネットでも通信販売で求めることが、できます。

弦と弓でかなり音色が変わるので、いろいろ試してみたらいいでしょう。左手がある程度自由に動くようになるまでは本体のグレードアップは特に必要ないと思います。

 

チューニング

バイオリンを始めるまでに、30年ほどクラシックを聞きつづけてきた身としては、音感にいささかの自信があり、各弦が完全5度に調弦される、ということを知ったときには、「あ、なんや簡単なもんや」と思ったのですが、これがまったく出来ず、新品の弦をつけてすぐに「プッチーン」と何度か惨めな思いをしたものです。

最初の1年ほどは、レッスンの都度先生に調弦してもらっていたように思います。今でも自信はなく、一発で決まることはまずありません。しかし、弾き始めてすぐにおかしいと、判断さえ出来る耳さえあれば、これについてはそんなに悩む必要はありません。

ボーイング

後悔先に立たず、とはこのことでしょうか。先生からは習い始めたころから、「毎日少しでも良いからボーイングの練習をするように」と言われていたのですが、この重要性を理解しようとはせずに、与えられたテキストの練習で、「これでボーイングの練習になるやないか」とタカをくくっていたのです。レッスンを受け初めてもう5年になろうとしているのに、我が恋人は甘い歌声で答えてくれずあざ笑い、「佐藤しのぶ」になる予定だったのですが、いまだに大山のぶよ(どらえもん)なのです。

昨年の秋からカラオケ店で練習をするようになり、練習時間は飛躍的に伸びました。「5年で1曲」はこの時からのスタートと発想を変え、恋人のご機嫌うかがいを続けようとおもいます。

日々の練習 

楽器を習いはじめて困るのが練習場所でしょう。家族や近所に遠慮しながらやっていては上達も遅くなる、というものです。
防音室があれば問題はないのでしょうが、家庭用のものはチト値が張ります。

私は最初の4年間、家での練習は平日夜の8時から9時までと土日の昼間数時間でした。しかし5年目に入る頃からHPでカラオケ店を利用している人のことを知り、意を決して(と、いうほどではないが)カラオケ店での練習を取り入れたのです。

豪邸に住んでいる人はともかくとして、音量を抑えて練習している人は週に1度でも利用してみてはいかがでしょうか。
バイオリンの練習は最初は特に大きな音を出してすることが大切だと思います。

家で2時間の練習をすることは、色々な意味で困難なのですが、カラオケ店では「元を取らんと損や」との意識が大阪人ならずとも働くので集中できます。

2000年に入ってカラオケ通いのペースは週に4日〜5日です。値段は交渉して安くしてもらっています。間に休憩を兼ね、2〜3曲歌っていますのでバイオリンの腕は上がりませんが、カラオケの腕(ノド?)はあがりました。ちなみに十八番は菅原洋一の「芽生えて、そして」です。

サードポジション

「新しいバイオリン教本」では第2、第3ポジションの順で出てきますが、HPでの記事を見ると第3ポジションから先に習うほうが多いようです。かく言うわたしも第3から習いました。

これは第3ポジションの1指が隣の開放弦とオクターブの関係にあるので、確認をしやすいからだと思います。この位置の練習を始める時は必ず、開放弦で音を確認してから弾き始めましょう。

最初はもちろん瞬間的に位置移動は出来ませんが、慣れるに従い音程の不確かな人でも、G,D,Aの各音は取りやすいので間違って押さえても修正しやすいでしょう。

サードポジションがクリアー出来たら「演奏しているな」という感じになるから、不思議です。

ビブラート

前掲の第3ポジションとどちらが習うのが早いかは、人によって違うでしょう。しかしポジション移動と共に獲得困難なのが、このビブラートのようです。

私はちょうど4年目に入る時に(丸3年が過ぎて)ビブラートを習い始めました。

バイオリンを習い始めて、何度も壁に当たりましたが、現時点では最大の壁でしょう。1年半過ぎた今でも非常に不充分なビブラートしかかかりません。

最初は全く指や手首の関節が曲がらず、この練習自体が苦痛で身が入りませんでした。何せ練習をしようとすると体中の「イヤニナルドナリン」が手先に集中してきて、数分も取り組めないのです。
この状態が半年ほど続いたでしょうか。

ある本で「ビブラートは気がついたらかかっているようになる」と読んでから気も楽になり、車を運転中にハンドルに指をかけビブラートの練習に励んでいたのです。(良い大人はマネをしてはいけません)

今は、2指と3指で二分音符だけですが、なんとかビブラートもどきがかけられます。

他の練習もそうですが、ビブラートもゆっくりとしたテンポで練習しましょう。
全部の音にかけようと思わず、「1曲の中で2〜3箇所かかればいいか」ぐらいの気持ちでやっていけばいいと思います。

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