我がいとしの楽器たち

その1、「長いお付き合い」号

バイオリンの先生に選んでいただいた、最初の楽器です。スズキの入門セットで7〜8万円だったと思います。今までも、そしてこれからも多分一番弾くことの多い1台目です。

あご当てに近い部分のテールピースは、ヒゲが当たって塗装がハゲています。

 

その2、「短かかったお付き合い」号

旅行に行った帰りの飛行機の中で見かけた通販の雑誌で買ったものです。中国製だったと思うのですが2万円くらいでした。

購入の目的は「音対策」です。見るも無残な姿になっていますが、出来るだけ音の出ないようにした結果がこうなってしまいました。

まずは最低限の強度を考慮して裏板を切り取りました。残った空間部分には新聞紙を詰め込んであります。
こうすることによって共鳴箱の機能をなくしました。
駒の下には薄いゴムを挟み、弦の振動を伝えにくいようにしてあります。

大人になってからバイオリンを習い始めた方は誰しもその「不快な音」が周囲に聞こえないように、時間や場所に苦労されていると思います。
次のサイレントバイオリンが発売される前のことでしたので、こんな工作もやってみました。

現在もそのことで悩んでおられる方に、簡単な減音方法を紹介します。
最初のバイオリンでやっていた方法ですが、3oくらいの板ゴムでF字孔を塞ぐのです。次の楽器でも使っているマジックテープのバンドを使えば簡単に固定できます。
ミュートをつけてやれば効果は高いですが、なければ駒を洗濯ばさみで挟むだけでも効果はあります。

 

その3、「旅行の友」号

言わずとしれたヤマハのサイレントバイオリンです。セットで購入したので12万円くらいだったと思います。

私はかなり「なで肩」ですので、このバイオリンの固定には苦労していたのですが、市販の肩当てが使えるように補助材をつけてあります。
この工夫はm_arai さんがなさったものですが、詳しくは
こちらをご覧下さい。

原案は塩ビ板ですが、工作の苦手な方はベニヤ板でも可能だと思います。

両面テープで固定したほうが使い勝手はよいのですが、セットのケースには入らなくなるので私は写真のようにマジックテープのベルトで固定しています。
普通のバイオリンケースには両面テープで固定しても入るので、使う人の事情で工夫されたら良いと思います。

「練習は毎日続けることが大切」ですので、年に数回の旅行には持っていって練習しています。

周囲に迷惑をかけてはいけない、という理由ではなく、音が聞こえると恥ずかしい、という理由なのがチトなさけない話しではありますが……。

 

その4、「僕の宝物」号

1999年11月に大阪心斎橋の国際楽器社で購入したものです。
1920年のフランス製で「LEON BERNARDEL」のラベルがあり、弓はPAULUSの二ツ星です。
価格はナイショ…。多分、私の最後の贅沢です。色がうまく出ていませんが、もう少し茶色が濃い、落ち着いた色です。

先生についていってもらって選んだものですが、本来の音はまだまだ出ていません。
「5年で1曲」は、はかない夢に終わろうとしていますが、「定年までに10曲」くらいの気持ちで、根気良く付き合っていこうか、と思えるようになってきました。

3人の子供は今のところ興味を示してくれませんが、大人になった時に「そういえばオヤジがギコギコやっていたな」と思い出して、47歳で始めた私よりも早く音楽に接してくれ、この「宝物」を譲ることが出来れば、もう最高の親孝行なのですが……。ひょっとして、それは孫だったりして…。

   2000年9月3日

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